子連れ海外:渡航までのTODOリスト

TODOリスト 子連れ海外赴任

え、海外赴任、決定したの?子供も私もいく?学校は?引越しは?

他に何やらなくちゃいけないんだっけ?なんだか、忙しそうなんだけど💦

海外駐在が決まると、やることが山積みですね。筆者の場合、最初に子供と私が一緒に同行するかで悩みますが、ここでは子連れで海外赴任すると決定した場合の「やること」を過去4か国の海外赴任の経験をもとに整理します。主に、日本で持ち家に住んでいる子連れファミリーのTODOとなります。

海外赴任ガイドなども参考にしてみてください。

健康診断

健康診断は出来る限り早めに実施することをお勧めします。

筆者の場合は、健康診断で要検査項目が出たことがあり、再検査が必要となりました。

予防接種

入国に必要となるワクチン接種をはじめに確認します

ちなみに、途上国の場合、例えば東アフリカですが、深刻なケガや病気の場合は、ケニアなどの都市に緊急搬送される可能性があります。ケニア入国には黄熱病のワクチン接種が必須ですので、東アフリカ駐在となれば、黄熱病のワクチン接種は必須といえるでしょう。黄熱病のワクチンは接種可能な場所は限られていますので、接種施設に早い段階で問い合わせることが望ましいです。

また、小さな子供の場合、日本で推奨されている予防接種は出来るだけ早めに接種しておきます。

現地の情報収集

子どもの学校探し

学校は渡航後に見学し、決定する方が多いですが、事前に学校リストを準備したり、学校に問い合わせて空き状況や申し込みのタイミング・プロセスを確認します。

住居やエリアの情報収集

住居も基本、渡航後に見学後決定することが多いのですが、子供の学校選びと合わせてエリアに関わる情報も収集しておきます。

日本の住まい、家・物の整理と管理の検討(持ち家・車を残す場合)

海外赴任中、持ち家を賃貸に出す方、持ち家をそのままにして管理会社や親族などに管理してもらう方、持ち家を売却する方など様々です。

ここでは、持ち家を残しておく方のために向けた、TODOを整理します。

海外赴任中の持ち家や車の管理の検討

持ち家の管理を管理会社に頼むか、親族に頼むかを検討しましょう。親族に頼む場合、あらかじめ、以下のようなお願い事項があることを伝えておくと良いでしょう。

  • 郵便物のチェックと保管
  • 家の風通しの頻度
  • 車の使用(時々、車を使用し、バッテリーが上がりきらないように)
  • 庭掃除のお願い など

家の掃除(出発直前には、念入りな掃除をします)

冷蔵庫

渡航前日には、空にして、十分な掃除が望ましいです。念入りに掃除しても、本帰国後に所々にカビが生えてしまい、本帰国後に再び掃除となるのですが、極力本帰国後の掃除を減らすべく、掃除しておきます。

食器乾燥機

冷蔵庫と同様、渡航前日までに利用を終え、食器乾燥機内の水分を全て取り除きます。

キッチン

渡航前日までに、汚れを出来る限り取ります。汚れがあると、帰国後にカビとなっていることが多いです。

寝具類

本帰国後に少しでも快適であればらいいなと、渡航2日前ほどに可能な限り寝具を洗います。出発日には、ほこりが被らないよう、寝具類をまとめ、上からカバーするか、布団袋に乾燥剤とともに入れておきます。

屋外の荷物の片付け

屋外に荷物を置きっぱなしにすると、ホコリなどの汚れが酷い他、場所によっては台風などで吹き飛ばされ、近所迷惑になることもあるかもしれませんので、できるだけ屋内で保管することが望ましいでしょう。

物の整理や処分

ミニマムな生活をしたいと思いつつも、本帰国後に持ち帰りたい物は結構出てきますし、家の風通しなどの管理具合にもよりますが、悪くなる物もあるため、出来る限り物を減らしておくと良いでしょう。

数年後に成長した子どもが使用しないと考えられる物は出来るだけ処分します。

メルカリの活用、計画的なごみ出しを!

書類の管理

書類のスキャン

紙媒体の書類を時々確認することがある場合、全てスキャンしておくことをお勧めします。

引っ越し荷物の準備

別送品(船便)の発送

引越荷物を運ぶには、渡航時にもっていく携行品(預入れ荷物、手荷物、必要に応じて追加手荷物購入)、事前に送る別送品(船便、航空便)があります。

別送品として、量を送る場合は、料金の観点から船便になると思います。ここでは、船便に関してみていきます。

船便の発送から受取りまでに要する期間

渡航先や社会情勢によるところなどもあり一概には言えませんが、船便に関しては、渡航2か月前くらいに荷物を発送できるよう、引越業者を選定し、パッキングリストを作成して、梱包していきましょう。

受け取りまでの期間については、引越業者に最近の状況を確認するのが一番ですが、過去に使用した船便に要した期間の例は以下の通りです。

  • ヨーロッパへは、船便で2~3か月程度でした(2020年)
  • アフリカへは、半年かかりました(受取時には、食品の一部は賞味期限が切れ…)(2014年)

日本から船便で送ったのに、受取りまで待ちきれなくて、現地で購入してしまうというケースが何度もありましたので、駐在国での住まいが決まっていなくても、赴任先の会社で受け取りなどが可能なケースもありますので、赴任後に出来るだけ早く受け取れるよう、2か月前くらいに発送すると良いでしょう。

船便に入れる荷物 ‐ 送料も考慮しながら梱包内容を検討

船便として梱包可能な物には制約がありますので、まずはお願いする引越業者へ、取扱禁止品などに関する注意事項を確認しましょう。

会社負担などで料金を気にしない方は、個数や重量を気にせず梱包できるのでしょうが、筆者の場合は自己負担ですので、料金面も考慮して梱包します。以下は、筆者の基準による梱包内容の例です。

  • 「発送後から現地到着後にしばらく手元になくても困らないもの」
    渡航直前まで使用するものは、渡航時に預入れ荷物か手荷物として携行するか、あるいは航空便で渡航直前に送ります。

    かつ
    • 「現地で購入が難しそうなもの」かつ「現地で必要となりうるもの」
      • 日本語の絵本・本
      • 漢字ノートなど
      • プレゼント用の和風雑貨(箸、扇子、)
    • 「現地で購入できるが、既に持っている物、お気に入りの物」かつ「重くなく、嵩張らない」
      使い慣れたものや愛用品があると落ち着きます。
      • 衣類(季節的に、渡航後すぐに必要でないもの)、靴、バッグなど
      • おもちゃ、ぬいぐるみ少々
      • 文房具
      • キッチン用品・食器類(和食器少々、予備の箸、お弁当箱など)
        ちなみに、筆者はヨーグルトメーカーを納豆づくりにもっていきます、電化製品は変圧器が必要なこともあります)
      • 食材(軽くて小さいものが望ましいが、お気に入りの食材など):出汁、鰹節、乾物(わかめ、ひじき、切り干し大根、干しシイタケ、梅干)、お茶、お茶漬け、ふりかけ、カレールー、お気に入りの味噌や柚子胡椒など、お菓子類、空き具合をみて適当に入れています

渡航先や引越業者のプランによって料金は大きく異なりますが、筆者が2020年に調べたフランスへの送料は、船便でざっくり1㎏500円のイメージです(当時のメモによれば、SAL便は20kg2万円程度、つまり1kgあたり約1000円。醤油1リットル400円を日本で購入しSAL便で送ると商品代と送料を合わせて約1500円、高い。一方、船便はその半額、1㎏あたり約500円)

最終的に細かな梱包明細書の記入が必要となりますので、記入しながら梱包するのも良いでしょう。なお、船便に限らずですが、下のコラムにも書いているように必ず届くという保証はありません。

余談ですが…以前、バングラデシュから日本へ向けて船便で荷物を送ったことがありますが、半年ほど待っても荷物の連絡がありませんでした。郵便局へ紛失手続きをしようと思っていた矢先に荷物が到着したのですが、中を開けたらビックリ、自分達の物ではない物が入っていて、大笑いした記憶があります↓ どうやら、バングラデシュ国内の倉庫内で保管されているときに、勝手に開けられて中身の一部をすり替えられたようです(笑)。何を入れたかさえ記憶定かではなかったので、今回は保険請求しませんでしたが、船ごと沈没して、船便で送った荷物全て失った話も実話としてあると聞いたことがありますので、保険をかけることは大切ですね。

子連れ海外滞在の船便荷物については別記事で整理しています。

子連れ海外滞在、船便荷物の準備については、こちら↑

渡航時の携行荷物(預入れ荷物、手荷物)

いよいよ、赴任先の国に向けて出発の準備!それについては、別記事「子連れ海外:渡航時の携行荷物(預け入れ荷物・手荷物)」でまとめています。

各種手続き

教科書の事前入手

出国後も管轄の大使館を通じて教科書を入手することは出来ます。フランスでは決められたタイミングで申請をしなかった場合は、個別の入手となり、送料が結構かかりました。出国前に、教科書を入手しておくと出国後に現地で手続きする手間が省けます。

詳細は海外子女教育財団のサイトにてご確認ください→日本の教科書(無償配付)

パスポート、ビザ関連

ビザの手続きにあたっては、パスポートの有効期間も確認しましょう。パスポートは残存有効期間が通常1年未満となった場合に更新できます。しかし、ビザ申請にあたり、必要な場合は残存有効期間が1年以上ある場合でも対応してもらえるようです。

また、海外滞在中にパスポートの有効期限が切れる場合、海外の在外公館でも切替申請が可能です。

資産関連(銀行、証券会社)

海外で利用する銀行口座やクレジットカードなど整理しましょう。

公共機関の手続き

住民票の移動、電気水道ガスの停止などを検討します。

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