「カナヘビって可愛いんだよ。学校で飼ってるんだけど。カナヘビいないかな~」と話していた小学4年生女子。カナヘビを見つけたので飼うことにしました!
自宅の駐車場でニホンカナヘビを発見(カナちゃんと命名)。筆者は爬虫類も昆虫もそれほど好きではないので「えー、トカゲ!」と思っていましたが、自宅で飼いはじめると、なんか結構可愛いんです。
家で飼うために、子どもと決めた条件
まず、家で飼う条件として、2つの決め事をしました。
1.その辺で捕まえられる餌は買わない。自分達で捕まえること。
地方都市の暮らしは自然が近いし、いくらでも餌が捕まえられるはずという考えからです。そもそもカナヘビだって、自分で捕まえていたくらいだから、たくさんいるはず。
あと、餌を探すことは、子どもの学びの部分にもつながるという期待もありますね。週末の過ごし方としては、入場料を払って遊びに行く以上に価値ある体験でしょう。というか、昔は生き物の餌って売ってませんでしたよね。子どもは「冷凍コオロギとか買えばいいのに」という反応でしたが、餌を探すことで学ぶことは多いですよね。
2.いずれは自然に返す。
子ども自身が、カナヘビ・カナちゃんを最後に返す場所を決めたと言っていたので、野生に戻れるよう、過度なスキンシップなどはせず、生きた餌を選ぼうと思います。
餌探し
カナヘビの好物は、蜘蛛やコオロギだそうですね。庭で蜘蛛を探したり、公園で小さなバッタを捕獲して与えています。蜘蛛の巣だらけの家だと思っていたけど、探し始めると意外にも数える程度しかみつかりません。
小さなバッタ
茶色の小さいバッタ(写真左)、ハラヒシバッタと思われます。カナヘビの顔サイズの大きさのバッタだったので、やや食べるのに時間がかかりました。
ちなみに、緑色のイナゴ類のバッタ(写真右)は捕獲しましたが、サイズが大きいのか、カナヘビ・カナちゃんはまだ食べていません↓また、ショウリョウバッタも虫かごに入れてみましたが、飲み水の入れ物の中で水死してしまい、食べていません。
蜘蛛
蜘蛛は動きも早いこともあり、虫かごに蜘蛛を入れたとたん、カナヘビ・カナちゃんの動きは変わります。普段はじっとしていることが多いカナちゃんですが、蜘蛛に気づくと、舌をペロペロと出し始め、食べる気満々。
昆虫ゼリー
昆虫ゼリーは当初ほとんど食べていないようすでしたが、後日ペロペロ舐めていました。
カナヘビの住まいづくり
見よう見まねで、即席のカナヘビ住まいづくりをしました。
虫かご
今回利用した飼育ケースは、幅38㎝程度の大きいサイズのもの。これだけの広さがあれば、空間としてはストレスにならないでしょう。
造花のアジサイ
造花のアジサイの中で過ごすことが多いです。かくれんぼが好き。
土の乾き具合をみて、霧吹きします。水飲み場も用意しましたが、水飲み場の水はほとんど飲みません。霧吹きの水を舐めます。日光浴も好きなので、様子を見つつ少し日光浴をさせています。
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追記:その後、10日で、カナヘビ・カナちゃんは里親へと旅立ちました↓
追記:7月、再びカナヘビ捕りに出かけました↓